相場の金と凧の糸は出し切るなの意味は?
投資を20年続けていますが、この「相場の金と凧の糸は出し切るな」という格言は身に染みます。
この意味は凧の糸から考えると分かりやすいです。
凧の糸は全部出し切ってしまうと、強い風が吹いた場合切れてしまいますよね。そのためにある程度余分に糸は残しておきましょうということです。
相場に当てはめて考えると、資金を全投資した場合に騰がればいいですが暴落した場合には指をくわえてみているしかできないということです。
上手じゃない人は暴落した場合には、動揺して売却してしまうかもしれませんが、それではいけません。上手は人は資金を残して、暴落時に買っているのです。
これは本当大事なのでもう一回言いますね。
下手な人は暴落時に狼狽してしまって売ってしまいますが、上手な人は資金を残していて買っているのです。
さらに上手な人になると、暴落時にだけ買っている人もいます。
でも問題なのは、その時が暴落時なんですかということ。暴落時が分かれば皆買ってます。そこからさらに落ちていくか上がっていくかなんてのは後からにならないと分かりません。
「騰落レシオ」「信用評価損益率」これらの数値から判断することもありますが、信じすぎるのも危険です。「ここまできたら大丈夫だろう」と思ってもさらに予想を超えることなんてこれまでたくさんありました。
暴落時には「打診買い」という方法で、例えば資金の10%だけ投入してみます。さらに落ちていけばナンピンで買い下がっていきます。
そのようにして買い下がっていく方法です。
ナンピンは賛否両論ある方法です。
「このまま下がり続けたらどうするんですか」
そう言われると困りますが、日経平均のチャートをみてください。下がり続けてますかね?
20年を振り返ってみれば結局下がり続けることはなくいずれ上がっています。日経先物のように指数でナンピンするのは私は怖くてしませんが、株式・投資信託でナンピンはこれまでを見る限り大丈夫です。
信用取引や借金してまでナンピンするのはやめてください。余裕資金でナンピンするのが基本です。
相場の金を出し切ってはいけない
暴落時には身動きがとれなくなってしまうから相場に金を全投入するのはよくないという格言でしたが、じゃあどれくらい現金を残していくかということですよね。
私の場合は3割は残しています。これは暴落時に備えてですね。
これは「こうでなくてはならない」というのはないです。その人その人によりますね。相場にお金を入れておくのが怖い人は5割現金で残しているかもしれません。暴落時狙いの人も同じく現金比率は高めでしょう。
自分がストレスのかからない、不安を感じない割合にするのが良いですよ。
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