【実際はどう？】投資信託の長期・分散・積立

投資信託の長期・分散・積立は実際はどう？

投資信託の本を読むとどれも長期・分散・積立が基本、という内容が書いてあります。

じゃあ、実際これを実践してみるとどうなるか気になるところですが、私も20年以上投資信託をやってみた結果、負けませんでした。

いや、ずっと負けないということではなくて、もちろん短期的にはマイナス状態が多いです。

しかし時間が経てば経つほど、少しずつ増えてプラスになっていきました。

自分なりに分析してみて、なぜ時間が経てば経つほど勝っていくかというと、価格が下がればその安い価格で買うことができるからでした。

ずっと下がり続ける銘柄なんてほとんどありません。

また、分散投資していますからそんな銘柄があっても他の銘柄がカバーします。そんな状態ですから、下がったらラッキー！状態でした。

株とか先物ですと、下がったら売りたくなってしまいますよね。

本当は株も値が下がったら買った方がいいのかもしれませんが、額が大きいので気が引けるでしょう。

投資信託は長期・分散・積み立てというスタイルで臨んでいるわけですから、売りたいという衝動は小さいです。下がれば下がったで、その低い価格で買い集めることができて長期的にみると得なんです。

実際、売却時はほとんどプラス状態でした。

というか、「長期・分散・積立を実践しながらプラスになるまで持てばいい」という簡単なゲームでした。

もちろん世の中はこの先どうなるかわからず、価格も下がっていくこともありえるので絶対とはいえませんが、かなりの率で長期・分散・積立は勝てるはずです。

こう書きましたが投資は自己責任でお願いします。世の中のことは誰も先のことはわかりません。

大きく勝つことは株や先物には劣る

じゃあ、投資信託で儲けよう！と思うかもしれませんが、時間の割には大きく稼げないのが投資信託の特徴です。株や先物は値動きが激しく短期で稼ぐことができますが、投資信託はそうはいきません。

値動きは小さいです。

だから物足りずやっぱり株・先物・FXに走ろうとする人が多いわけですね。

大きく勝つこともできるのがそれらですが、大きく負ける可能性もあります。それらは損切りができなければ稼ぐのは難しいでしょう。

株・先物・FXは損切りができなれば辞めておいた方がいいです。人間は行動心理学上、利益はすぐ確定してしまいたいものですが、損失は確定したくないものなのです。

損失がどんどん拡大して、気づいた時はとんでもない額になっているという話はあります。・・・私のことでした（笑）

でも投資信託はおすすめ

逆にいえば投資信託は大きく勝てませんが、大きく負けもしません。初心者におすすめです。

また、初級者に限らず中級者上級者にもおすすめです。

なぜかというと損失を少なくすることはとても重要だからです。

例えば大きく資金を投入して失敗して投資金額の半分を失ったとしましょう。

100万円が50万円になった時、50万円を100万円にするには、相当大変です。投資資金を2倍にするということはどれほど大変なことか。

この場合、年利10％で増やすとしたら7年もかかってしまうんです。

だから中・上級者は減らさないように相当気をつかいます。株・先物・FXで損切りが大事といわれるのはそういうわけですね。